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セルフ上級 ネイルアートの上達練習方法・コツ&ポイント
このページでは、
ジェルで イラスト や リアルなアート をする方法を
ご紹介します。
私自身、デザインは得意なのですが、
何かの絵をアート・・となると結構苦手だったりしまして、
その結果、
上手になりたくて、練習と含めて考えた方法です。
この方法を使ってリアルアートを描いていくと、
だんだん感覚がわかっていき、
””アタリ”” をドンドン少なくして
フリーの状態で描けるようになっていきますので
ご自身の写真やペットの写真、
練習目的でキャラクター等を練習してみてください。
ちなみにですが、
写真等の転写シートと違って、張り付けるだけでなく、
自身で変化させたり、オリジナルにしたり、
ちょっとイメージを変えてみたりと 自由自在に出来るのと、
そっくりなのに味が出る といった面白みを楽しめます。
まず、基本として、
ジェルでラインが引けることになりますが、
これは練習すれば誰でもできるようになりますので、
とにかくやってみてください。
では、まずは
イラスト&リアルジェルネイルアートの下準備
です
描きたいイラストの元画像をコピーするのですが、
今回は、好きなアニメのアラレちゃんを。
描いたことなかったので、
1.5cmの爪の中に帽子までいれる感じで描いていきます。
(今回は練習も含めて小さめにしてますが、顔は爪いっぱいに描いた方が簡単でバランスがいいです)
ちなみにですが、アートの場合、
自身が楽しむ為だけに限定されます。
キャラクターの絵を描くことで
料金が発生するのは法律的にアウトなので、
お店ではお客様がしたい!! と持ち込んだ画像の
””アート”” の料金を頂く形になり、
””○○のキャラクターで”” の料金を頂くのは
法律に接しますので絶対にNGです。
著作権という、作った方の権利を侵害しますので、
絶対にNGです。
まずは、描きたいイラストの画像を用意します。
娘の顔にしようかとも思たのですが、
似てるかどうか、わかりやすいように、
今回はインターネットの画像検索で画像を探してます。
次に、
画像をコピーするために、画像ソフトに取り込みます。
私はフォトショップを使ってますが、
画像の大きさを変えれるものであれば
フリーの画像編集ソフトでも十分です。
画像編集ソフトで ”A4” サイズのキャンバスをだし、
グリット(間隔線)を10mmに設定します
グリットの線を出すのは、
爪の幅と画像の幅を確認しやすくするためです。
先ほど探した画像を、画像編集ソフトに挿入します
実際、どれくらいの大きさがいいのかは、
グリットだけでは100%の正確にはわからないので
爪に合わせて選ぶのを前提に、
3種類くらいの大きさでコピーして並べます。
とりあえず・・ ということで、
1cm 1.5cm 2cm という3種類コピーし、
さらにその3つをコピーして、3つの画像を2枚ずつにします。
アートの場合は、
目的のモノを爪からはみ出す勢いで描いた方が
全体のバランスがよく綺麗にみえる場合が多いのですが、
今回は練習という事で、絵のバランスは関係なく、
全体を爪に入れ込みました。
(小さく細い線で描く方が難しいので、難しいのをできるようになると、
爪全体の大きなアートは簡単になります。)
そして、いまコピーした3枚の画像を、
水平で180度回転させ反転した画像を作成し、
この下の画像のまま印刷します。
(印刷しなくても、画面からトレース用紙にあたりを描いてもいいです)
この理由は後でわかるのですが、反転した方を爪に転写して、
反転していない元画像を見ながら
イラストを描いていく為に必要な作業になります。
トレースシートという、
下の絵がすけてトレースできる紙があるので、
今印刷した紙にトレースシートを重ねて、
下の絵を透かします。
ここで、先ほど説明してなかった、反転した画像の方を使っていきます。
ここで、コピーした画像を爪に合わせてみて、
どのサイズの画像を使うか決めます。
今回は爪の中に帽子まで全部入る1.5cmの画像で進めます。
重ねたトレースシートがずれないようにしっかり固定して、
細め(0.3mm)の Bのシャーペン を使って
””アタリ”” を付けていきます。
(単純に線は濃い方が写しやすいのでBなのと、アートをする時の元になるので細い方がいいです)
アタリと言っても、全然絵のバランスが取れない方は、
何度もアートをしていくうちにドンドンその線を減らせて行けますので、
アートが苦手な方や、初めての方は全部なぞってください。
はじめは左の画像みたいにしっかりなぞったとしても、
慣れてくると、顔の輪郭、目、帽子・・ といった、
右の線ぐらいの ”アタリ” になっていき、
最終的にはトレースがなくても描けるようになっていきます。
トレースした紙の絵を、大体の大きさでカットします。
ここまでで
リアル&イラストネイルアートの下準備が終わりです。
次に、
イラスト&リアルジェルネイルアートの下準備をつかって、
実際の爪に
イラスト&リアルネイルアートを描く
下準備が終わったら、
いよいよ爪にイラスト&リアルジェルネイルアートをしていくのですが、
ここで、必要になってくるネイル用品が、
(今回のアラレちゃんで必要なカラーを説明してます。)
ベトロカラージェル です。
私の感想ですが、
ベトロジェルは顔料が多く、なおかつ固まりやすいので、
ジェルカラーのアート等で発色をシッカリ出したい時はお勧めのジェルです。
カラーは沢山あった方が便利ですが、
絵の具と同じように調色出来るので、
最低限あった方がいいカラーを紹介します。
(通常のジェル施術とは違ったカラーが中心となります)
NO. 22 , 25, 24 , 72 , 199, 25 , 21 , 73 , 27
余裕があれば
NO.71 , 149 , 229
もあると便利です。
あとは細筆ですが、
使っていく中で、
使いやすいように筆先をハサミで切ったりして、
微調整してください。
では、早速やっていくのですが、
まずは通常とおりベースを塗って硬化させ、
未硬化ジェルを拭き取ります。
※この部分は、セルフネイルデザインで説明してますので、
わからない方は、セルフネイル初級を見てください。
では、いよいよ・・・・
イラスト&リアルネイルアートの描き方
です。
まずは 水 を用意してください。
通常の水道水です。
そして、
先ほどトレースして切った紙のシャーペンで描いた側に、
水を3~4滴たらし、
絵の部分全体を指でトントンさせ紙がしなる程度に馴染ませます。
※この時に、描いたシャーペンがにじまないよう、トントンと優しく馴染ませてください。
描きたい爪の位置に、濡らしたシャーペンで描いた側を当て、
上下左右しっかりとグッグッと押しあてて、
シャーペンの炭を移します。
この時に、
押し付けすぎて紙がずれると、線が太くなっちゃうので、
紙が移動しないようしっかり押さえつつ、
移すイメージをもって押さえます。
(線が太くなっても後で消せるのですが、太い線の中でずれるとバランスが崩れるので)
上記のように、しっかり跡がつけば OK です。
ここで1つポイントがあるのですが、
ベースジェルをハードでやると、
シャーペンの線が転写しにくいので、
ベースは転写がしやすい、
柔らかいソフトジェルがお勧めです。
慣れてきて、薄い線でも大丈夫になってから
ハードジェルに変えていく方をお勧めします。
(長さ出しをする時等はハードジェルの方がもちがいいので、使い分け)
次に、
イラストのアートの輪郭をジェルでなぞります
今、トレースシートから爪に移したシャーペンの後を
黒の22番と細筆でなぞっていきます。
どこからなぞってもいいのですが、
線は、出来るだけ細い線を書いてなぞってください。
はじめは、思ったように細くできないかもしれませんが、
筆を浮かしてみたり、筆先を切ってみたり、
ジェルの取る量を少なくしてみたり・・ と、工夫しながら、
最終的に極細で描くのは経験になってきますので、
まずやってみるのが1番です。
画像では、枠を全部描き終わってから硬化してますが、
慣れないうちは触っちゃったりもあるので、
少し描いては硬化して・・・と、
途中途中、綺麗に出来た部分を硬化して、
線が失敗した時に拭いて書き直せる状態にしておくのもいいと思います。
(というか、私の練習していた時は、硬化して、間違えたら間違えたところだけを拭いて・・ とやってました。)
硬化が終わったら、未硬化ジェルをふき取るのと同時に、
転写させたシャーペンの残りもふき取ります。
※転写する時にシャーペンの跡が太くなった場合は、
線の外をなぞるのか、内側をなぞるのか、
中心をなぞるのかを統一しないと、
シャーペンの後を消した時に、
微妙に絵のバランスが崩れて似なくなっちゃうので、
シャーペンの線が太く、
細いジェルを描ける場合には注意してください。
(通常はシャーペンの線の中心を、線より細くジェルでなぞります。)
次に
イラスト&リアルアートの中を塗っていきます
ココからは色塗りをする感覚でカラーを塗っていきます。
今回の手順では、
顔の肌色を 73番 55番 27番を 混ぜて作ります。
※基本的にこのカラーで肌色を作りますが、
濃さはイラストによって異なります。
(上記の3色の配合で濃さが変わりますので、いろいろ調整してみてください。)
先ほど描いた枠の中を、作った肌色で塗っていくのですが、
同時に先ほどの黒い線のガタツキをなくしていく作業も入ってくるので、
黒の線の下をなぞるような感覚で
縁取ってから中を塗るという順番で塗ると塗りやすいです。
この肌色を塗りつつ、
先ほどの枠の黒のジェルのガタガタを真っすぐにしていきます。
色を塗りながら、
黒の線を補正しながら肌色を使う部分を全部塗ります。
肌色を塗り終わったら硬化させて、
次に進みます。
次に、髪の毛のカラーを 55番 72番 を混ぜて作ります。
細かい部分になりますが、
肌色の時と同じ要領で、 細い部分もありますが、
塗り直しも含めて細かく塗ってください。
髪の毛も塗り終わったら硬化させます。
次に、同じ要領で、帽子、服等の
細かなトコロを順番に同様に塗っていってください。
※ 硬化ですが、1つのカラーを塗り終わるたびに硬化してください。
枠を描いて、中を塗りつつ、
枠のガタガタをなくしていく作業です。
次に、この絵の中で一番細い線を描いていきます。
帽子の先端で絵の中心になる部分の縁取りをするのですが、
同時に黒の縁取りもイラストをハッキリさせるために必要になってきます。
ココだけは特に黒の線が極細になりますが、
ここまでの極細は描くのに難しいので、
下図のようにラインを作っていきます。
黒のラインに白のラインを重ねて、
黒の極細ラインをだすイメージです。
こんな感じに、
絵の中で大切な部分はしっかりと仕上げていきます。
次に目のカラーを塗っていくのですが、
目はイラストで最も重要な部分で
上手い、ヘタがハッキリ出てしますので、
丁寧に慎重に塗ってください。
目が少しでもヘンになるだけで全く違った絵にもなるし、
目が綺麗なだけで、
全体はイマイチでも綺麗な絵にもなる部分です。
次は帽子ですが、
今回はせっかくアートで好きに変えれるので
娘の名前で・・・ (実際、ちょっと似てたりします) 描いてみます。
※あくまでも、自分で楽しむセルフネイルなので勝手に変えてやってます。
次に、エアーアートでも描いたのですが、
リアルにしようと思うと、色の濃紺、光と影が大切なので、
髪の毛や顔の光沢を付けていきます。
この時に、元のカラーに光が当たった感じを出したいので、
元のカラーに55番を足して、
明るさを出し、光を当たっている感じにしていきます。
逆に、
元の色に暗いカラーを足して影を作るのもいいですが、
光の方がやりやすいので、明るさを足してます。
次に、光ついでに一番光の強い
目の輝きにドット棒を使って 目の輝きを付けます。
先ほども書きましたが、
目は絵が生きるか死ぬかぐらい大切なので、
左右が対象になり、大きさが合っているように綺麗に仕上げます。
最後に、
アニメには背景のカラーが合った方が栄えてくるので
そのイラストに合った背景カラーを塗ります。
人などの場合は背景カラーが濃くない方がいいですが、
アニメやイラスト系は濃い目のハッキリした背景がいいと思います。
これでイラストネイルの色塗り
&
枠の黒カラーをキレイにする作業が完成です。
最後に、もう一度近くから、遠くからチェックして、
ラインのガタツき等あれば修正します。
(必ず近めと遠目でみながら修正してください。)
最後に通常通り、トップジェルを被せて完成です。
いかがでしょうか?
デザインによっては、トップジェルの上に
ストーンやスタッズ等を置いても可愛くなりますし、
ディズニー系であれば
トップにラメ等を入れると奥行きが出たりして楽しめますね。
また、この方法であれば、イラストやアニメだけでなく、
通常の写真を使っての人物画や
ペットや車等も本物そっくりに描けますので
セルフジェルネイル上級 や エアーネイル と合わせると、
無限な種類を楽しめますので、いろいろやってみてください。
エアーと同じで、いろいろなモノを描いていると、
少しずつ ”アタリ” がわかってきますので、
線を描かなくても描けるようになってきます。
なので、上達する為にも、
まずは、楽しみながらたくさん書いて
沢山練習していくのが一番効率的に上達しますし、
何十回とやっていると、
線がなくてもかける様になってきますので、
まずは、練習という意味を含めて、
線を写した状態で練習をお勧めします。
以上で、セルフネイル上級での
イラスト&リアルジェルネイルアート は終わりです。
セルフ上級デザイン①~⑤の途中の方は
デザインのページに戻って続きをやってください。
レベルUPを目指している方は
次の段階のレベルUPとして
爪の長さ出し、スカルプになります。
- 爪の長さ出し(スカルプ)の種類
- ・爪の長さ出しの種類
・用途に分けてスカルプ法を変える
・どの時に何の長さ出しを使うか